Nov. 10, 2017
WRC 第13戦 ラリー・オーストラリア プレビュー
学びの年の集大成となる最終戦に2台のヤリスWRCで挑む
TOYOTA GAZOO Racingは、11月16日(木)から19日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・オーストラリアに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#11号車)の、2台のヤリスWRCで参戦する。WRC復帰初年度のフィナーレに相応しい結果を得るべく、チームは一丸となってシーズン最後の戦いに臨む。
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- エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム
オーストラリア東部、ニューサウスウェールズ州北東部のコフスハーバーを中心に開催されるラリー・オーストラリアは、全13戦で構成される2017年WRCの最終戦である。SS(スペシャルステージ)はその大部分がグラベル(未舗装路)となるが、コースはバリエーションに富んでいる。森林地帯の道は幅が狭く曲がりくねっており、開けた田舎道は流れるような高速コーナーが続く。道のすぐ脇に木々が迫るコースも多く、僅かなミスも許されない。また、ドライコンディションでは、もうもうと立ち上る土煙によって視界が奪われることもあるため、選手は様々な走行条件に適応しなければならない。
ラリーの中心となるサービスパークは、山と海の自然に恵まれた観光都市コフスハーバーに置かれる。競技初日となる17日(金)のデイ1は、コフスハーバーの北側エリアで3本のSSを各2回走行し、1日の最後にはコフスハーバーの海沿いの道に設けられるスーパーSSを2回走行する、全8本のSSで構成される。翌日のデイ2はコフスハーバーの南側に舞台を移し、3本のスーパーSSを含む全8本のSSが行われる。そして最終日となる19日(日)のデイ3は、コフスハーバーの北側で5本のSSが行なわれるが、そのうち最終ステージのSS21はボーナスの選手権ポイント獲得が可能なパワーステージに指定されている。SSの数は全部で21本、計318.33km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は947.55kmとなる。
チーム代表のトミ(マキネン)からスポーティングディレクターに任命され、今回が最初のイベントになります。私にとっては大きな挑戦となりますが、本当に楽しみです。私は長年コ・ドライバーとしてラリーに携わり、今年はTOYOTA GAZOO Racingの一員としてチームと共に戦ってきました。ですので、ラリー期間中にどのような事が起こるのかは理解していますが、例えば競技中のサービスパークにおける仕事など、まだ知らない面もあり、今回は新人の気構えで臨むつもりです。ラリーに向けての準備は極めて順調なので、きっとうまく行くと信じています。ヤリ-マティは過去に何度も出場していますし、エサペッカは去年WRC 2クラスで優勝しています。天気予報によればラリー期間中は雷雨の可能性もあるようですが、もしそうなればおもしろい展開になるかもしれません。
年 | ヤリ-マティ・ラトバラ | エサペッカ・ラッピ |
---|---|---|
2016 | 9 | 8 |
2015 | 2 | - |
2014 | 2 | - |
2013 | 4 | - |
2011 | 2 | - |
2009 | 4 | - |
- 1
- セバスチャン・オジエ215
- 2
- ティエリー・ヌービル183
- 3
- オット・タナック169
- 4
- ヤリ-マティ・ラトバラ136
- 5
- エルフィン・エバンス118
- 6
- ダニ・ソルド95
- 7
- ユホ・ハンニネン71
- 8
- クリス・ミーク70
- 9
- クレイグ・ブリーン64
- 10
- ヘイデン・パッドン59
- 12
- エサペッカ・ラッピ51
- 1
- Mスポーツ・ワールドラリーチーム398
- 2
- ヒュンダイ・モータースポーツ305
- 3
- TOYOTA GAZOO Racing WRT241
- 4
- シトロエン・トタル・アブダビ・ワールドラリーチーム210
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以上