Oct. 16, 2015

トヨタ自動車、第44回東京モーターショーの「SMART MOBILITY CITY 2015」に出展

-「安全・安心で快適なモビリティ社会に向けた現在~近未来への取り組み」を紹介-

 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、10月28日(水)から11月8日(日)までの12日間*1、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される、第44回東京モーターショー2015/主催者テーマ事業「SMART MOBILITY CITY 2015 : もっと自由に・・・ クルマが変わる、くらしが変わる、社会が変わる」に出展する。
 トヨタは、今回の出展において、“最新ITS技術を発信するターミナル”をブーステーマに、「安全・安心で快適なモビリティ社会に向けた現在~近未来への取り組み」を紹介する。

トヨタブースイメージ

 具体的には、トヨタが考えるスマートモビリティ社会の実現を目指した取り組みのうち、交通事故の低減に貢献する運転支援システム「ITS Connect」に加え、便利で快適な移動をサポートする次世代交通システム「Ha:mo(ハーモ)」の2つを中心に紹介する。

  1. 運転支援システム「ITS Connect」

 クルマに搭載したセンサーでは捉えきれない情報を、インフラとクルマ(路車間)、クルマとクルマ(車車間)の双方向通信によりドライバーに知らせることで安全運転を支援し、交通事故の低減に貢献する運転支援システム「ITS Connect」によるサービスを、このたび新型クラウン(10月1日発売)、新型プリウス(12月発売予定)より開始する。
 本ブースでは、同サービスの「路車間通信システム」および「車車間通信システム」について、交差点イメージを再現したステージ上で実際のクルマを想定した模型車、歩行者センサーおよび760MHz帯アンテナを設置し、同車への電波の送受信により、リアルタイムで行われる運転支援システムの利便性や有効性をデモンストレーションにて紹介する。

 例えば、路車間通信による「右折時注意喚起」では、同センサーを用いた歩行者検知の仕組みをはじめ、検知した情報を元にHMI*2画面を通じてドライバーへ注意喚起するタイミングやその方法について解説する。また、車車間通信による緊急車両の接近通知やスムースな追従走行を実現する通信利用型レーダークルーズコントロールなども併せて紹介する。
 なお、展示車両として、「ITS Connect」を設定した新型プリウスを展示するとともに、今回実用化された路車間・車車間サービスに加え、今後実用化を目指す協調型ITSの多様な通信サービスの概要をパネルで紹介する。

展示車両
新型プリウス(ITS Connect設定)
  1. 次世代交通システム「Ha:mo」

 高齢社会の進展や地球環境問題の深刻化といった社会動向を背景として、クルマなどパーソナルな乗り物と公共交通機関を連携させ、①移動の自由、②地域活性化、③環境負荷軽減、の3つの実現を図る交通システム「Ha:mo」の実証実験を愛知県豊田市(2012年10月~)および仏グルノーブル市(2014年10月~)で進めている。
 本ブースでは、東京都心部でパーク24(株)との間で展開する「Ha:mo」を活用したシェアリングサービスの実証実験「Times Car PLUS×Ha:mo(タイムズカープラスハーモ)」のほか、今後の「Ha:mo」の他都市への展開の可能性として、「Ha:mo」の観光地における新しい使い方などを紹介する。さらに、将来のテレマティクス技術を展望し、「Ha:mo」が目指す多様な情報サービスの一端を体験型モックアップを用いて紹介する。

展示車両
トヨタ車体製「COMS」(Ha:mo仕様)
  1. ますます広がる「Ha:mo」を活用したシェアリングサービス
  • 今後展開予定である「Ha:mo」観光地モデルの概要を紹介する。
    超小型モビリティ「COMS」にテレマティクスサービスを組み合わせたルート案内機能により、「Ha:mo」で楽しく自由に観光地を移動する疑似体験などができる。
  1. 体験型モックアップ「Ha:moエージェント」
  • 次世代の「Ha:mo」車両への搭載を見据え、高度化する個人認証や音声認識システム、および大型ヘッドアップディスプレイを用いたルート案内機能等について、「Ha:moエージェント(参考出品)」と称した体験型モックアップを用いて紹介する。
*1
10月28日~29日 : プレスデー
10月30日~11月8日 : 一般公開日
*2 Human Machine Interfaceの略

以上

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  • トヨタブースイメージ
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