2015年10月23日
トヨタ自動車、「2015 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」を開催
トヨタ自動車(株)の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の継承・発展とクルマファンの交流を目的に、「2015 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」を11月28日(土)に、東京・明治神宮外苑(東京都新宿区)で開催する。
明治神宮外苑聖徳記念絵画館の前をメイン会場とし、一般参加の日米欧のクラシックカー約100台による銀座中央通りを通過するパレード・展示をはじめ、トヨタ博物館所蔵のクラシックカー展示・走行披露など、多彩なプログラムを展開する。
今回は、「引き算で合理性を求めたクルマたち」をテーマに、それぞれの時代で、軽量化・高効率化など、引き算することで新たな価値を求めたフランクリン シリーズ9(1918・米)、フライングフェザー(1955・日本)など6台の企画展示・走行披露を行う。併せて、本田技研工業(株)の製品を収蔵するHonda Collection Hallの協力を得ての特別出展を実施する。
また、参加車両のオーナーをはじめ「訪れた全ての人が楽しめるイベント」を目指し、昨年より開始した「Food Garage」の規模を拡大するなど、ホスピタリティの充実を図る。
本イベントの実施に際し社長の豊田章男は、「ファンの皆様と地域の皆様に支えられ、神宮外苑の黄金色に色づいたイチョウ並木を走るクラシックカーのパレードは今年で8回目を迎えることができました。お子様をはじめ幅広い層の方々に、普段なかなか見ることのできないクラシックカーを囲んで、楽しく語り合っていただきたいと思います。」と述べた。
開催概要は、以下のとおり。
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- 日時
- 2015年11月28日(土)10:00~15:30(入場無料)
(雨天決行 : 但し、諸事情によりプログラムが変更となる場合あり)
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- 会場
- 明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前(東京都新宿区霞ヶ丘町1-1)
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- 内容
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- オープニングセレモニー(10:00~10:20)
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クラシックカーパレード&展示(一般参加車両約100台)
- クラシックカーパレード(10:20~12:00頃)
- クラシックカー展示(パレードから帰ってきた一般参加車両・トヨタ博物館車両)(11:00頃~15:30)
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- Classic Car Circuit(CCC)
- クラシックカーが会場内を走行(12:30~15:00)
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- Classic Car Studio(CCS)
- 特設ブースでのMCによるトークショー、オーナーインタビュー、会場の様子も実況(12:30~15:00)
その他のプログラムは別紙参照
以上
別紙
プログラム
プログラム | 時間 | 内容 | |
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クラシックカーパレード (一般参加車両約100台) |
10:20~12:00頃 | 都内約11キロのコースをパレード : 絵画館~外苑いちょう並木~銀座中央通り |
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クラシックカー展示 | 11:00頃~15:30 | パレードから帰ってきた一般参加車両・トヨタ博物館車両を展示 | |
クラシックカー人気投票 | 10:00~14:45 | 一般参加車両約100台の中から投票 | |
Classic Car Circuit(CCC) | 12:30~15:00 |
クラシックカーが会場内を走行
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Classic Car Studio(CCS) | 12:30~15:00 | 特設ブースでのトークショー、オーナーインタビュー、会場の様子も実況 | |
記念乗車撮影 | BMW イセッタ (1959・独) |
11:00~15:00 | BMWがイタリアのイソ社からライセンスを買って生産した超小型車。前に開くドアが特徴で、復興期の庶民の足として親しまれた。 |
ジャガーXK150S (1961・英) |
ジャガーの名声を築いたスポーツカーXK120、XK140の後継モデルとして登場。近代的、流麗なデザインと高性能で好評を博した。 | ||
シボレー コルベット スティングレイ (1963・米) |
アメリカ車唯一の量産スポーツカーであるコルベットの2代目モデル。「スプリット・ウィンドウ」と呼ばれる初期型クーペで、僅か1年間だけ生産された貴重なモデル。 | ||
その他出展 | 10:00~15:00 |
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クラシックカーパレード先導車
車両名(年式・国名) | 特徴 |
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トヨペット クラウン RS21 (1960・日本) |
初代クラウンの改良型で、エンジン性能向上ほか内外デザインも細部が変更され、ボディパネルの品質も向上した。オーバードライブ付き3速オートマを国産で初採用。 |
- 企画展示
- 「引き算で合理性を求めたクルマたち」展示・走行披露車両(6台)
車両名(年式・国名) | 特徴 |
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フランクリン シリーズ9 (1918・米) |
軽量化にこだわりアルミボディや木製フレーム、空冷エンジンを採用。寒冷地での始動性や乗り心地、タイヤの長寿命化、メンテナンスの簡易性などを追求した。 |
フライングフェザー (1955・日本) |
戦後の復興の厳しい状況の中、とにかく実用になるクルマを安価に大衆に提供しようと試みた。あまりにも簡素なクルマで、当時は受け入れられなかったが、きわめて合理的で無駄なものが何もない超軽量車。 |
DAF 600 (1959・蘭) |
戦後初のオランダ国産乗用車。当時の小型車としては画期的な、無段可変自動変速(オートマ)や全輪独立懸架を採用し、簡単な操作と乗り心地の良さを特徴としていた。 |
シボレー コルベア (1960・米) |
欧州のコンパクトカーに対抗して新たに設計。小型でありながら大きな室内空間や多彩なラインナップで人気を博したが、安全性の問題で短命に終わり、その後の安全規制設定のきっかけとなった。 |
パブリカ コンバーチブル (1963・日本) |
セダンのルーフ部をソフトトップに変更した4座コンバーチブルは、当時のオープンスポーツとはまったく異なった性格を持ち、手軽にオープンエアを楽しめることから話題を集めた。 |
ホンダ1300 クーペ9 (1970・日本) Honda Collection Hall所蔵 |
流麗でエレガントなスタイリングと画期的なDDAC(一体式二重空冷)機構を採用した空冷エンジンが最大の特徴。来るべき排ガス規制への対応の難しさなどから、Hondaはこれを最後に“空冷から水冷へ”と大きく方向転換をした。 |
雨天の場合は一部車両が展示されない場合があります