Aug. 15, 2017

真夏のもてぎ戦でシーズン折り返し
2スペックタイヤ使用義務で戦略に注目

 

2017年 第3戦 富士のスタートシーン

 8月19日(土)と20日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラの第4戦「ツインリンクもてぎ2&4レース」が開催される。

2016年 第4戦 もてぎのスタート前

 全7戦で戦われる2017年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎える。今季のスーパーフォーミュラはここまでの3大会4レースで全て異なる勝者という、近年のスーパーフォーミュラを象徴するような激戦が繰り広げられており、今大会は後半戦を占う意味でも非常に重要な一戦となる。

 そして、今大会は昨年のもてぎ大会に続き、通常使われているスペックのタイヤに加え、グリップ向上によるタイムアップと引き替えにライフの短いスペックのソフトタイヤが導入され、決勝レースでは両方のスペックを使用することが義務づけられる。予選も、2セットのみ用意されるこのソフトタイヤを、Q1からQ3の3セッションで、どう使うかが重要となる。

 コース幅が狭い、ストップ&ゴータイプのサーキットであるもてぎは追い抜きが難しいこともあり、予選も含めタイヤ戦略が結果を大きく左右することになるかもしれない。

 また、真夏の暑さの下でのレースが予想され、ドライバー、車両への負担も大きい。特にもてぎではブレーキにも大きな負担がかかることから、暑さやブレーキの熱対策も重要となる。

 タイヤ戦略と暑さ対策、夏のもてぎ戦ならではの要素が加わる今レースも、見所の多い一戦となりそうだ。

以上